2018年1月22日 Posted by 編集部
フリーランスエンジニアにはとても良いイメージがついて回ります。ですが実際のところ、フリーランスエンジニアのデメリットとはどんなものがあるのでしょうか? この記事では、あえてフリーランスエンジニアのデメリットをご紹介したいと思います!
目次
会社員でSEをやっている方がフリーランスエンジニアの方の話を聞くと、それは自由でお金の稼げるすごい働き方だなあと感じる人も多いのではないでしょうか?
フリーランスを時間・人間関係・収入の3つ店から説明していきたいと思います。
フリーランスエンジニアはまず時間があまり縛られません。
納期などの仕事の期限などは存在しますが、会社にいなければならない時間数や作業工数などは決められていません。
どこか別の会社に出向する形のフリーランスではない自宅型のフリーランスエンジニアの場合、そもそも会社に行く必要がなくなります。通勤時間のラッシュに電車に乗るなんて必要がなくなります。
人間関係としましても、特定の上司とずっと関わらなければいけないなんてこともありません。
ですので、浅く良い関係が構築できればいいということです。嫌いな上司の下で我慢し続けながら働く必要もないのです。
収入の面に関しても、自分で交渉しながらその報酬を決めていきます。
自分の交渉力や技術力が上がれば上がるほど、その報酬も増えていきます。このことから収入も上がりやすいと言った特徴が出てくるのではないでしょうか?
フリーランスのデメリットとしてよく挙げられているのが、「孤独・確定申告・有給休暇・収入」の4点です。
会社員として会社に所属している間は、すぐ近くに仲間がいます。困ったことがあれば相談もできるし、息抜きのコミュニケーションなどもしやすいと思います。そのため孤独に感じることは少ないのではないでしょうか?
しかしフリーランスエンジニアは1人での作業がほとんどで、クライアント企業ごとに連絡には主にチャットを使って行われています。基本的には不必要なやりとりはなく、黙々と作業を続けることになります。
もちろんチャット上でコミュニケーションは取れるのですが、相手のタイミングに合わせるのは難しく、リアルでのコミュニケーションほど円滑には行えないと思います。このような意味でフリーランスとは孤独な存在かもしれません。
フリーランスエンジニアとして生活していくには確定申告が必要になります。会社員として勤めていた時には会社がまとめて処理を済ませてくれていましたが、フリーランスエンジニアになると全て自分でやらなければなりません。
必要なことではありますが、本来やりたくない面倒な作業なのは間違いありません。
有給休暇というのはあなたもご存知の通り、お給料をもらいながらお休みが取れるという福利厚生制度の一つです。
これは福利厚生の充実した会社の会社員だからこそできるものです。自分が働かなければ収入を得られないというシビアな働き方がフリーランスです。
収入は固定的な給与が入るわけではありません。様々な条件で多くの企業と付きあっていくわけですから、給与面においては流動的なものになります。
納品が終わらないと支払われない案件もあります。そのため、働いていても対価をすぐに得られない場合もあり、仕事の入り具合によっては収入が不安定になってしまいます。
デメリットとして挙げさせていただいた4つについて、違う視点で見てみましょう。
最近ではフリーランスとして働く人も増えてきています。そのため、フリーランス同士が交流できる勉強会やコワーキングスペースなども増えてきています。
フリーランスという働き方が一般化してきていることで、デメリットを解消しようという動きが徐々に浸透してきているのも事実です。
確かに面倒で仕方ない確定申告は、会社に任せるのではなく自分でやるからこそ許されているものが1つあります。それが経費です。
経費は仕事をするために必要なスペースや教材費、パソコンなどを経費として処理することが可能です。そのため税金を少しだけ会社員よりも安くすることができるのです。
つまり、節税対策という面でフリーランスはかなり強みがあります。また、安価で確定申告を受けてくれる税理士さんや支援サービスも増えてきているので、そういうものを有効活用することで、さほどデメリットにならなくなってきてはいます。
実際に会社員で有給休暇を取得できている人はそう多くないようです。制度としてはあるものの実際には使いづらいというのが現状ではないでしょうか?
しかし会社員の給料というのはそもそも有休をとることを前提で、考えられています。そのため、有休はありがたくもらい使うものでなく、当たり前に消費されるものなのです。
それでも有休が取りにくい状況が生まれている場合、会社員の方は損をしてしまっているように感じますよね。
確かに不安定ではあると思いますが、会社に勤めていてもその会社が倒産する可能性は大いにはらんでいます。
今では大企業でもいつ倒産してもおかしくないことを誰でも知っています。それでも会社員は安定的と言えるのでしょうか?
今の時代、ひとつの会社に安定を求めるのは現実的ではないのかもしれません。自分自身の能力で、仕事を得て、収入を得る方が安定していると考える人も増えてきています。何より働いた分だけ収入を得られるのは会社員にはない魅力ですよね。
デメリットと本当にデメリットなのかを検証してみましたが、実際はどちらも選ぶのかということあなたの性格や性質などが深く関わってきます。
これらのデメリットを本当にデメリットだと考える人もいれば、チャンスだと考える人もいるとすれば、どんな条件や状況も私たちのそれに対する態度次第でその見方は大きく変わるのかもしれません。
さて、いかがでしたでしょうか?一般的にフリーランスとして活動する上でのデメリットについて紹介をしていきましたが、実際のところは個々人の考え方が全てに影響してきますよね。
フリーランスの方もそうでない方も、理想の働き方を手に入れるために環境を整えて楽しく柔軟に生活していきたいですね!