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より求められるエンジニアになるための+αの能力

  2017年9月29日 Posted by 編集部


「今以上に求められるエンジニアになって自分の力を高めていきたい!」と思っているエンジニアの方にはどんな能力が必要なのでしょうか?今回の記事ではそんなより求められるエンジニアになるために必要なスキルについてまとめてみました。ぜひご覧ください!

現場が求めるエンジニア像

クライアント企業がフリーランスエンジニア求める能力とはどんなものなのでしょうか?まずは専門領域での開発スキルですよね。これが無いと始まりません。でも、企業で開発するのと違って、フリーランスの仕事の場合は誰もプロジェクトの管理をしてくれません。自分の専門領域の開発だけをしていれば仕事が終わるのかというとそうもいきません。そのため、フリーランスの方自身がプロジェクトマネージャーとして、クライアントから依頼された案件を回していかなければいけません。

作って欲しいものをきちんと納期までに仕上げてくれることをクライアントは望んでいます。なので、ふわっとしたクライアントからの依頼を、しっかりと要件定義して、必要なタスクの分解と、納期までの具体的な工程を作ることも必要になります。そして、その計画通りに実行していくことがマストになります。それらの設計業務、調整業務、管理業務、に必要な能力が求められます。

自分一人では受け止めきれない案件の場合、パートナーとの協業をすることもあります。その時は、パートナーが開発しやすいようにコミュニケーションをとる能力も必要になります。フリーランスエンジニアはもはや技術者のみにとどまるのではなく、クライアントの要望を的確に捉えてシステムを構築することができることが重要になってきます。

ここ最近では、システム開発にデザイナーが関わるケースも増えています。UI/UXといったユーザー体験を、よりよくするための業務の重要性について注目されてきています。そのため、システムの構成を考える段階からデザイナーを参加させ、機能についての要件だけではなく、ユーザー体験も意識したシステム設計がなされています。

エンジニアもただシステムについて知見を持っているだけではなく、そのシステムを使う人のことを考えた、システムデザイン力があると、市場価値として評価を得られます。組織に所属して開発をする場合は、特定分野でのスキルが十分であれば、企業の要求を満たせます。でも、フリーランスエンジニアの場合は、開発業務のスキルだけではクライアントの要求を満たせません。システムのデザインも含めたトータル設計が必要とされだしています。

希少価値の高いエンジニアに必要なスキル

マーケティングスキル

システムを利用するユーザーのことを理解しなければ、ユーザー体験を意識したシステムの設計はできません。目的を達成するために必要な要素を分解して、どうすればゴールへと導けるのかを考えられるマーケティング脳が必要になります。

デザインスキル

デザインとはある目的を達成するために、要素を組みあげる作業のことです。Webデザインの場合は、Webサイトの構造や構成、そこにあるコンテンツや、挙動などを踏まえたユーザー体験を作る作業になります。単に、HTML/CSSが書けるという次元ではなく、使える材料をどう扱って課題解決ができるのか?を設計・構築する作業と言えます。

コミュニケーションスキル

仕事は一人では完結しません。クライアントが何を求めているのかを理解したり、自分たちが何をしようとしているのかを伝えたりする行為が必ず発生します。その時に、正確にわかりやすく相互理解できるようにする能力が必要になります。

ディレクションスキル

フリーランスの場合は、予算管理や人員配置も含めた全体管理が必要になるので、プロジェクトマネジメントスキルと言い換えてもいいかもしれません。プロジェクトとはゴールを達成するための期限のある活動のことです。そのための計画をつくり、実行管理をし、問題があれば軌道修正を行い、期限を守って、依頼通りの成果物を納品するのが役割となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

専門領域での開発スキルは当たり前で、フリーランスとして安定的に収入を得ていくためには、プラスアルファのスキルが必須になってきています。特に自分が中心となって、プロジェクトを動かしていかなければいけないので、ディレクションスキルやコミュニケーションスキルは必須のスキルだと言えます。

より求められるエンジニアになるために、デザインスキルを身につけて、言い値で仕事を受注できるようなフリーランスを目指してください!


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