2018年5月23日 Posted by 編集部
フリーランスとして仕事をすることに対し、「一人で孤独なイメージ」を持つ人は多くいるでしょう。確かに単独で自由に動き回るのがフリーランスの特徴。…ですが、だからこそ自由にいろんな人と出会い、誰かと協力して仕事をすることもできるのです。この記事では、フリーランス同士が協力して仕事をすることのメリットや注意点についてご紹介していきます。
フリーランス同士がチームを組むと、いろんなものをシェアすることができます。その中でも特に有益なのが人脈。複数人のフリーランス同士が協力することで、一人で活動していた頃には出会えなかったような人たちと関わりを持つことができるのです。
人脈が増えることで今より多くの仕事を請けられたり、頼れる外注先を見つけられたり…一人だったときと比べて仕事が安定していきます。誰かと助け合えるチャンスが増えるので、心細さも軽減されますね。
また、協力してくれるフリーランスの仲間がいると、仕事の効率も大幅にUPします。仲間同士で自分や相手の抱えている仕事を手伝うことが増え、お互いにしかない知識や技術をシェアし合って、同じ仕事でも高いクオリティで成果を収められるようになるのです。
一緒に仕事をしてくれる仲間がいれば、一人ではできなかった大きな仕事を請けることだって可能。フリーランスとしての幅はどんどん広がります。
分からないことや不安なことを相談できる相手がなかなか見つからないのが、フリーランスのリスクですよね。同じリスクを抱える人同士が協力すれば、お互いの心配事を上手くカバーし合うこともできますよ。
「対人関係のストレスを減らしたい」こんな理由でフリーランスになった人は多いのではないでしょうか?
フリーランス同士が手を組んで仕事をすると、確かにメリットはたくさんあります。ですが一人で活動していた頃と比べて誰かと接する機会が増えてしまうのは、人によってはデメリットになる要素です。
自由度の高さが魅力のフリーランスだからこそ、協力する相手は慎重に選ぶ必要があります。もしも相手があなたと性格の合わない人だったり、協力する気のない自己中心的な人だったりすれば、仕事の効率は上がるどころか下がる一方…。
また、「フリーランス」と言っても仕事の内容や進め方は人それぞれです。自分と畑違いの仕事をしている人が相手なら、それを手伝うこともシェアすることもできませんよね。同じ仕事でも進め方が全然違う人なら、途中で反発することもあるでしょう。
自分と性格が合いそうなことはもちろん、仕事への考え方やポリシー、目標などを重視して協力者を選ぶのが大切。でないとストレスで仕事の効率が下がり、協力をするどころか悪影響を与え合うことになってしまいます。
クライアントを見つけるのにも一苦労するフリーランスの人たちにとって、「協力できる同業者を見つける」ことはハードルが高いことに感じるのではないでしょうか?結論から言えば、フリーランスが同業者を見つけることはそんなに難しいことではありません。
方法はいくつかありますが、最も手軽なのはSNSで募集をかけること。TwitterやFacebook、ブログなどで一緒に仕事をしてくれる人を募り、実際にメールやチャットでやり取りしながら協力者を集めます。
他にも求人広告として募集をかけたり、自分のホームページに協力者を募集するページを作ったりすることでも人は集められますよ。
フリーランス向けのセミナーや交流会に参加するのもおすすめ。この場合だと直接顔を合わせて話ができるので、相手の性格や人柄をよくチェックできますね。
できれば実際にチームを組む前に、電話や面談などで打ち合わせをしておくと安心です。同じ空間で一緒に仕事をしたいのか、それともメールだけでやり取りしながら協力していくのか…チームの在り方についてもよく相談しておきましょう。
実際にフリーランス同士が協力すると、どんな風に仕事現場が変わるのでしょうか?筆者はつい最近、フリーランスの方と一緒に協力しての仕事を始めました。毎日ではなく、お互い都合の良い日にち・時間帯に同じ事務所で仕事をさせて貰っています。
一人で活動していた頃と比べると、「何かあったときに頼れる人がいる」というのは大きなメリットですね。一人で仕事をするフリーランスにありがちな、寂しさや心細さも軽減されました。
ただし「人がいる」ということで気を遣うのは事実です。お仕事を紹介して貰うことや重要なノウハウを教えて貰うことが多いからこそ、繊細な人なら「嫌われないようにしなきゃ」と気疲れするかもしれません。
また、フリーランス同士では雇用関係が成り立たないことがほとんどですから、労働基準法が適用されないのも悩みの種。トラブルが起きても労働者として法律に守ってもらえないので、嫌なことはハッキリ「嫌」と言って自衛しなければなりません。
幸いなことに筆者はそこそこ気の合う方と出会えたので、そこまでストレスは感じていません。やっぱり大切なのは「良い相手と巡り合えるか」ですね。これさえクリアできていれば、フリー同士で素敵な関係を築けるはずですよ。
「孤独」のイメージが強いフリーランスですが、「誰かと協力する」という選択肢だって存在します。フリーランスの特権である自由さを活かして、いろんなところでいろんな人と協力することも一つの働き方です。
もちろん対人にありがちなストレスは懸念されますが、フリー同士なら関係は対等。「上司と部下」のような圧力はありませんから、お互いに堂々と発言し合えば切磋琢磨できる良い仲間になれます。
一人では心細い、上手く仕事を見つけられない…そんな悩みを持つフリーランスの人は、一緒に仕事をする協力者を探してみてはいかがでしょうか?フリーランスの悩みを理解し合えるだけでも、心が軽くなりますよ。