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フリーランスで成功するための心構え

  2017年9月29日 Posted by 編集部


フリーランスとして出発しようとする時、誰もが自分の成功している状態を思い浮かべて始めると思います。でも起業した人の多くが失敗しています。成功した人の話は美談として語られますが、失敗した人の話は中々公には出てこないので、起業の失敗について具体的にイメージすることが難しい状況です。この記事では、失敗しやすい人の特徴・成功しやすい人の特徴をご紹介して、今、どうすれば成功しやすい人のマインドを手に入れられるのかをお伝えします。

起業に関する統計

起業年齢
平成24年度の統計調査では以下のような構成になっています。
20~29歳:1.4%
30~39歳:9.8%
40~49歳:17.4%
50~59歳:21.0%
60~69歳:30.7%
70歳以上:19.5%

50代60代の起業が多いのは、定年を迎えるタイミングに合わせての第二の人生として出発する人が多いのではないかと思います。資金的にも余裕があることも想像できます。起業してから10年後に倒産せずに生き残っている会社は5%程度と言われています。

その内にはおそらく十分な利益を上げられていない企業も含まれているので、うまく事業運営ができているということを成功と定義すると、もっと割合は少なくなります。なので、99%以上の企業が失敗しているといえます。成功確率数%にも満たない成功する人とそうでない人との違いはなんなのか?その特徴について見ていきましょう。

失敗する人の共通点

  • 現状に甘えてしまう
  • 他責が多い
  • 目標が明確ではない
  • 痛みや苦労から逃げようとしてしまう
  • 判断が場当たり的
  • 失敗を恐れて行動できない
  • 約束を守らない
  • やりきらずに投げ出す
  • 行動に計画性がない
  • できない理由を考える

これらを見ていただければわかると思いますが、とにかく「自分で責任を負う」という意識と姿勢がないと失敗するということです。 フリーランスになれば、出社時間もなくなります。「ちょっと休憩しようかな。」が気付けば休日並にゴロゴロしてしまっていたり。人の目がないので、ダラダラと仕事をしてしまったり。時間はいくらでもあるので、とメリハリのない非効率な働き方になってしまう人もいます。

また、自分で営業から生産から管理まで全てを担わないといけません。誰も何も教えてくれないので、必ずどこかにほころびが出ます。その時に、誰かのせいや何かのせいにしたくなってしまいます。そうすると、自分への甘さが助長されて、どんどんと失敗のサイクルへと落ち込んでいきます。

フリーランスになってから苦労することの1つに、「計画的に行動すること」があります。会社員をしていると管理監督する人が必ずいると思います。年間の目標や毎月の目標、1日の行動計画などがあり、それに応じて活動をしていればいいだけでした。 でも、フリーランスにはマネジメントをしてくれる上長はいません。自分自身が自分の上司として機能しなければいけません。

作った計画がいけていなければ、思い通りの働き方はできません。計画がまともだったとしても、その通りに自分を律して行動していくことは至難の業です。企業エンジニアをしていた頃がどれだけ楽だったかと思う人は少なくありません。それでも踏ん張り、一歩一歩前に進んでいける人が成功できる人だと思います。

成功する人の共通点

  • 自己の成長を追い続ける
  • 自信を持っている
  • 明確な目標を持っている
  • 他人の役に立ちたいと思っている
  • 習慣化している自己訓練がある
  • 失敗を糧にする
  • 「今」に集中している
  • 自己投資を率先する
  • すぐに行動する
  • 自分の時間も人の時間も大切にする
  • ポジティブに考えて、ポジティブに行動する
  • 可能性に挑戦する
  • 諦めない

これらを見て分かるように、成功する人は「自信」を持っています。成長できると思っているから自分に投資します。目標を達成できると思っているから挑戦します。行動すればうまくいくと思っているから立ち止まりません。失敗したとしてもうまくやれると信じているのでまた立ち向かいます。苦労があったとしても、必ず乗り越えられると思っているので諦めません。自分に対する絶対的な信頼があるから、何事にもチャレンジできるのです。

「どこでそんな自信をつければいいんだ……。」と思われるかもしれません。でも、最初はみんな自信を持っていました。赤ちゃんは何もできないところから、ハイハイして、つかまり立ちをして、何度もこけながら歩けるようになります。これは「自分にもできる」と思っているから諦めずに挑戦し続けられるのだと思います。でも、成長するにつれて、失敗に対してネガティブな感情を抱くようになります。「もうこんな思いはしたくない。」「うまくできない人間だ。」「恥ずかしい思いをしたくない。」など。そうなると行動できなくなります。行動がなければうまくやれるようになるはずがありません。そういう積み重ねが、自信を無くし、失敗マインドを植え付けてしまいます。

成功マインドを持っている人は、失敗に対して寛容です。なぜなら、諦めずに取り組んでうまくいった成功体験をこれまでに積み重ねてきているからです。それによって、どんな大きな目標であっても達成できると信じられるようになっているのです。小さな失敗を避けたかどうか、向き合ったかどうか、成功する人と失敗する人を分けるのはこの違いだけなんです。

失敗マインドから脱却する方法

お伝えしたように、失敗マインドは過去の積み重ねでできています。元々あなたが持っていた自信を取り戻すには、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。そのためのとっておきの方法をご紹介します。

それは、「事象に対して感情をいれない」ことです。どういうことかと言うと、何か物事が起こった時、普通は感情が生まれます。例えば、二重跳びが飛べるようになりたくて、縄跳びを練習しているとします。10回飛んでみたけど、1度も成功しませんでした。その時、失敗マインドの人は「あー、やっぱり自分には縄跳びの才能がないんだ。」と自分が飛べないことに残念がります。ここで「残念」という感情が起こっています。感情は行動のきっかけになります。なので、残念な思いをした人はもう残念な思いをしたくないと思います。そうすると縄跳びすることを止めてしまいます。

成功マインドの人は同じ事象が起こった時、「10回跳んでもうまくいかないなー、どこに問題があるんだろう?」と考えます。ここに感情はありません。ただ、目の前の事象に対して、「何が問題なのか?」を探しているだけの状態です。「問題がどこにあるのか?」という問いから、「自分では答えが見つからないので、跳べる人に聞いてみよう。」という行動が生まれます。そして、コツを教わった成功マインドの持ち主は、無事に目標を達成することができます。

コツを教わってから100回跳んで1度も成功しなかった時、成功マインドの人はこう考えます。「教えてもらったコツをまだうまく体現できていないんだな。もっと練習が必要だ。」。100回跳んでも不十分だから飛べていないと考えます。そこに感情は入っていません。物事を成功させるためには、正しいやり方を上手にやれるようになるまで訓練する以外に道はありません。それをわかっているから、自分がダメだからできないという理由は持ち出しません。 なので、是非目の前に起こる事象に対して、感情を抑えた反応をするようにしてみてください。 「うまくいっていないのはなんでなんだろう?どこに問題があるのだろう?」という問いかけを心がけるようにしてみると、少しずつ成功マインドへと近づいているあなたを感じられると思います。


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