2018年7月23日 Posted by 編集部
会社員であれば会社または部署などで売上高、人員採用、顧客獲得数など様々な目標が設定され、その目標を達成するべく仕事をしている人が多いと思います。個人的に設定している目標というのも多くあるでしょう。フリーランスは自由度が高いことが魅力ですので、「目標なんてなくてもやっていける。」「自由にやりたい。」と思う人もいるかもしれません。
しかし、自由だからこそ目標が無いとモチベーションを維持することが非常に難しくなってしまいがちです。
フリーランスは自由度が高い代わりに会社員と違い、安定収入がない職業です。だからこそ目標設定は非常に有益になります。いまフリーランスをやっていて、まだ目標設定をしていない人は自分自身で目標設定をしてみてはいかがでしょうか。
例えば会社であれば、会社全体の目標があり部署ごとの目標があり、チームごとに目標があり、それが個々に割り当てられているかもしれません。
フリーランスは1人で動くことも多いため、会社員と同じような目標設定はしにくいもの。では、どのような目標を設定すれば良いのでしょうか?
まず1つ、目標はフリーランスになった理由に起因するものを立ててみましょう。
例えば、一般的な会社員より稼ぎたいという理由でフリーランスになったのであれば、年収600万円〜800万円ほど稼ぐ事を目標として、四半期または月々単位の目標に落とし込んでいくといいでしょう。
また個人事業主であるフリーランスは、安定した収益を得るために必要なものは一般的な会社員と比べて非常に多いです。
スキル、実績、コネクション、個人事業主としての知識、と様々なものが必要になります。単に売上目標を設定するのではなくそれらを蓄積、向上させていくことを根拠として設定しましょう。必然的に売上以外のスキルアップなどの目標もできるはずです。
フリーランスになった理由が自由度であれば、なった時点である一定の目標は達成しているかもしれません。ただし、フリーランスになることと、フリーランスとしてやっていけるかどうかは別問題です。よほど蓄えが無い限り、やはり売上目標を立てた方がいいでしょう。
冒頭にも少し述べましたが、モチベーションを維持することに非常に役立ちます。よく例えられるのがゴールのないマラソン。ただひたすら走り続けることは非常に困難で早々に挫折しがちです。しかし10km先にゴールがあると分かっていれば人はゴールまで走り続ける事ができます。
目標設定はモチベーション、集中力の維持に大いに役立ち、また目標を達成した時の達成感が得られ、今後の自信と実績としてとても有益です。
また、漠然と長く作業し続けると、ふとした瞬間「このままのいいのか」と不安になったり思考がネガティブになる事があります。目標達成を積み重ねていくこと、または目標に向かって進んでいると実感できることで思考がポジティブになることも目標設定のメリットと言えるでしょう。
目標の設定、管理の方法はとても重要です。目標を設定したが挫折する場合には、間違えた目標管理をしている可能性があります。
まずは長期・中期・短期の目標設定をしましょう。ここでポイントなのが、長期・中期が結果(例えば売上が達成したか)の目標に対して、短期の目標は行動計画。つまり行動することを目標とします。
短期的な目標に常に結果を求めると挫折しやすくなるため、結果がでなくでも行動計画通り実施できたら達成としましょう。
次に、最初は簡単な目標または行動計画をたてるといいでしょう。あまり多くの目標を設定しすぎないことも重要です。
目標設定している時はモチベーションが高い状態であることが多く、目標を多く設定したり難易度の高いものを設定しがちで、すぐ挫折する要因となります。余裕を持って達成できるものにしておくことで、思考がポジティブになりモチベーションの向上にも繋がります。何に集中して取り組むのか、目標に対して繋がっている行動なのかを考えながら実行できる範囲の行動計画を立てましょう。
ちなみに、目標または行動計画は変更しても構いません。当初設定したものよりやりたいことや効率がよいもの結果がでやすいものが出てきた場合には、目標を調整するのも大事なことです。その場合は、例えば1ヶ月ごとに見直して無理はないか。より良い行動計画はないかなど見直して柔軟に変更するのが良いでしょう。
目標管理の習慣がない人は、まずは1ヶ月の目標を設定してみるのも良いと思います。とにかくいきなり高い目標を設定することは、失敗の原因となります。徐々にステップアップすることを心がけましょう。
目標設定して得られたものが次の目標へ向かうモチベーションに繋がります。目標管理を習慣づければより多くのものが得られる事と思います。簡単なものから設定してぜひチャレンジしてみてください。