2017年12月22日 Posted by 編集部
普通の会社員であれば毎月安定的にお給料が振り込まれるので、貯金をしたり計画的にお金を使うこともできると思います。でも、フリーランスとして活動する人は安定したお給料が手に入るわけではありません。将来のための貯蓄ができるのか不安でなかなか踏み出せない……そういう方のために、フリーランスでも貯金ができるということを、お話したいと思います。
「フリーランス」と聞くと、ごく普通にどこかの社員として雇用されるよりも、稼げているようなイメージがありませんか?
自由なタイミングで好きなだけ働いているのにも関わらず、報酬を自分で決められるということもあり、自分のさじ加減次第で、かなり稼ぐことができるように思われるのではないでしょう。会社勤めの方の多くはそのようにフリーランスについて思っていると思います。
しかし、実際にフリーランスとして活動されている方にはご理解いただけるかと思いますが、本当のフリーランスの収入は不安定です。
実際に自分が働いた仕事の報酬しか収入はありません。たくさん仕事があった月はたくさんの収入を得られます。逆に仕事があまりないと、生活するのに十分な収入を得られないこともあります。
いつ仕事が少なくなるか、自分が働けなくなるかわかりません。そのため、会社員よりもフリーランスの方が、しっかりと貯蓄をしておく必要があります。
では、実際にフリーランスの人でも十分な貯金をすることはできるのでしょうか?その人その人の生活レベルにもよりますが、まずはフリーランスとして働く仕事の平均単価などをすることで、これから将来的にあなたがいくら貯金できるのかもわかってくるのではないでしょうか?
まずはそこをチェックしてみましょう!
フリーランスエンジニアの仕事単価はいくらくらいなのでしょうか?
例えば、フリーランスエンジニア全体のレベルを初心者・中堅者・上級者レベルに分けて考えていくことにします。すると、その場合に初心者の仕事単価は60-100万くらいだと言われています。
その時、中堅者は80-120万ほどになります。最後に上級者レベルになってきますと、100-160万程度なのではないでしょうか?
さて、ここからさらに各種税金などが引かれるわけですから、多めに見積もって半分より少し多いくらい引かれることを想定しておいてください。そうして考えていくと、仕事からのいわゆる手取り収入がわかりやすくなると思います。
まだ会社勤めとして働いているあなたはある意味驚きの結果ではないでしょうか?自分よりも時間にとらわれずに自由に働いているのにSEの平均的な単価とそこまで変わらないような額面なわけですから。
フリーランスとして時間と仕事の自由を手に入れたいと考えている方にとっては、今と変わらない給料だったとしても、魅力的に感じるかと思います。技術力と営業力次第では、今よりも大きく稼ぐことも可能です。
では、話を貯金へと戻しましょう。
先ほどの収入から税金を引いた額が実際に使っても良いお金になります。ここから生活費などを使っていきます。そうして残った額が自由に使える金額になります。よって貯金するとなれば、その残った自由に使えるお金の中から貯金へ回することになります。
そもそも、一般的にフリーランスエンジニアの貯蓄額は平均431万円だと言われています。思ったよりフリーランスエンジニアの多くの人がしっかり貯金できています。
しかし、残りを貯金しようとすると、なかなか残せないと思います。自由に使えるお金だと思うと、自分の娯楽でゲームを買ったり、遊びに出かけたり、自分の投資として英語を勉強したりと、どうしてもお金を使いたい場面は多く出てきますよね。
手の中にあるお金を使ってしまわないために、きちんと収支の管理をすることをおすすめします。まずは毎月かかる定額のお金と言える固定費を洗い出してください。家賃や保険代、ローンやお子様がいらっしゃる家庭だと保育園や幼稚園の費用もそうです。
その次に変動支出と言われる生活に必要なお金で金額が毎月変わりやすいものを洗い出します。これには携帯代や水道、ガス代そして食費なんかもここに入ります。
これを整理した時に収入よりも固定費・変動費の方が高いようなら支出の見直しが必要です。収入が安定しづらいフリーランスは、固定費を抑えて、変動費も最低限のところで設定しておくことをおすすめします。
そうしておけば、稼げた月は余分に貯金ができ、いざという時の蓄えをしていけるからです。最低限の生活ラインを知っていれば、最低限しなければいけない仕事量が具体的になります。そうしておくことで、気付いたら生活ができないほどの収入しかなかったという事態を回避できます。
収支の管理をしてみて、ある程度残るお金が見えたら、自動積立をするようにしてください。自動積立とは、ある一定の金額を毎月メインで使っている普通口座から別の口座へと移してくれるという銀行のサービスです。
この自動積立制度を利用する時、メリットとなるポイントがあります。それはある一定の金額を自由なパーセンテージで決めて貯められるということです。
例えば30%の割合で貯金すると決めた場合、その月の月収が50万だったとします。その場合に15万が自動で別の口座に入金されることとなり、実質残り35万で生活すればいいということになります。
たくさん収入が合った時はたくさん貯金ができ、収入が少ないときには収入に合わせて貯金の額も少なくなるので、収入が安定していないフリーランスの方にとっては、生活を犠牲にしない賢い貯蓄方法だと言えます。
無理のない割合に設定して貯金ライフを楽しんでみてはいかがでしょうか?ぜひチェックしてみてください!
いかがでしたでしょうか?もし貯金にお悩みの方がいらっしゃったらぜひこの貯金方法を進めてみてください!