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意外と盲点!フリーランスの保険術

  2017年9月17日 Posted by 編集部


「サラリーマン時代には保険は会社が推奨するものに入っていたけど、今はフリーランスで働いているから保険は……?」なんてこと思ったことはありませんか?いざ!という時になる保険ですが、どんなものに入るべきなのでしょうか?また保険料のことまで考えていきたいと思います。

加入しないといけない保険の種類

サラリーマンの時には健康保険などは会社が半分支払ってくれたなんてことがあるかもしれませんが、フリーランスの皆さんは全額自費で払わなければならなくなります。何かが起きた時に保証していてほしい保険はどんなものがフリーランスの皆さんには必要なのでしょうか。

まず一番に挙げられるのが健康保険ですよね。もしも病気や怪我が起きてしまった場合にも対応してくれるようなものが必要だと思います。またこの保険についてはどこまで補償してくれるのがチェックすることが大切ですよね。もし鬱になってしまったとしても補償してくれるのか?というところまでチェックしておくべきだと思います。

さらには賠償責任保険もあるといいと思います。たまたま起きた過失(入力ミスにより損害賠償を請求された、など)により、損害賠償を負わなければいけない事態が起きた時に補償をしてくれるのがこの保険です。

そして労災保険も必要なのではないでしょうか?急に病気や怪我で働けなくなったら、フリーランスの場合全く収入がなくなってしまいます。そんな不安をなくしてくれるのが労災保険です。以上の保険に入っておくことが重要でしょう。またフリーランスとして働いている時に何の不安もなく安心して、様々なことに対応できるのではないでしょうか?

フリーランスの保険って高いの?

皆さんがまず保険として入るであろう保険は国民健康保険だと思います。この国民健康保険には、2つのパターンがあります。そもそも、市区町村か国民健康保険組合の2つのうちどちらかが国民健康保険を運営していることを知っていましたか?市区町村によって運営されているものの場合、地域そして年度によって保険料は異なります。前年度の所得から保険料が計算されます。また自治体によっても大きく保険料が異なってしまうこともあります。

サラリーマンをやめて翌年に市区町村などの自治体が運営している国民健康保険に加入している場合、前年の所得が多かった場合は保険料が高くなってしまうこともあります。また自治体間の保険料の差もとても大きいです。自分の住んでいる場所によって保険料が変わりますので、もしご自身のお住まいの自治体の保険料が高額になってしまう場合には加入するかよく検討してみるべきでしょう。

うまく活用しよう「組合保険」

国民健康保険組合が運営するものの場合には、同じ職業をしている方たちを組合員としていて、2015年には164の組合が設立されているのです。フリーランスの皆さんは「文芸美術国民健康保険組合(文美国保)」というものに属する形になります。他にも自分の職業に合った組合があるかもしれないのでよく確認しておきましょう。

そしてこの文芸美術国民健康保険組合の国民健康保険の特徴としてあげられるのが、保険料が一律であるということです。平成29年度の保険料は1人月額19,600円です。家族を加入させた場合はこれに上乗せして、1人月額10,300円を追加して支払うことによって加入することができます。また保険料は40歳から64歳までの間、1人月額4,000円が介護保険料として加算されますのでご注意ください。

現在の収入がいくらか、そして自分の住んでいる地域の自治体の保険料がいくらかによってこの一律の保険料が高いか安いか変わると思います。ぜひ自分に合ったものを選びましょう。他にも文芸美術国民健康保険組合には人間ドックの割引施設などもあります。とてもお得に感じるところもありますが国民健康保険組合に入るのに会費がある場合が多いので、よく検討してうまく活用したいですね。

ついに発足!?フリーランス協会

2017年1月にプロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会なるものが設立されました。これは通称フリーランス協会と呼ばれています。この協会は「ワーカーが主役の、ゆるやかでオープンなプラットフォーム」を自らの役割としており、互助の場づくり、共助の仕組みづくり、公助への働きかけ、フリーランスの理解促進などの活動をしているとのことです。

この協会が2017年の秋に一般会員(個人会員)を募集し始めるとのことで、フリーランス専用の保険を損害保険ジャパン日本興亜株式会社そして株式会社イーウェルと提携して行っていくのだそうです。その中には、賠償責任保険や労災保険などもできるとのことです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はフリーランスの保険についてまとめてみました。しっかり検討して選んで保険をうまく活用していきたいですね!


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