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白色?青色?フリーランスエンジニアにはどっち?

  2017年9月15日 Posted by 編集部


フリーランスになったら自分でしなければない確定申告。確定申告には白色申請と青色申請という2つの種類があるのはご存知でしたか?この2種類のうち、どちらで申請するかによって申請内容や必要な知識などが少し変わってきます。そのような申告の違いをこの記事ではまとめてみました!!ぜひご覧ください。

そもそも申告って何を申告してるの?

この記事で言われている申告とは、確定申告のことです。そもそも確定申告とは個人事業主(フリーランスの皆さん)や法人が所得における所得税の納付額を確定させるために国にいくら収入があり、いくら税金を払うのかを申告することを言います。この確定申告は、毎年計算する必要があります。その理由は、毎年毎年収入が変わりますよね。その中で毎年ぴったり同じ額の収入が入ってくることはないと思います。だから毎年行う必要があるのです。

正確には確定申告を行う前の年の1月1日から12月31日までの所得を計算、それを国に提出するのです。こうすることで払い過ぎてしまった所得税を返してもらうことができます。逆に足りないと、追加で払う必要が出てきます。このようにすることで、正確に税金を納めることができます。サラリーマンの場合、会社が代わりに申告をしてくれています。しかしフリーランスの皆さんはご自身で行わなければなりません。少し手のかかる作業ですが、後回しにしてしまうと大変なので十分に気をつけましょう!

確定申告が必要な人

フリーランスの皆さんで確定申告をする必要があるのはどういう方達なのでしょうか?フリーランスの皆さんは個人事業主ですので、そこから考えていきましょう。個人事業主の場合、年間で38万円以上の収入があると確定申告を行う必要が出てきます。なぜ38万円なのかというと、この38万円は実は所得税の基礎控除額と言われるものなのです。基礎控除とは、所得から38万円までであれば差し引いてもいいとされている控除のことです。これは働いているのであれば誰でも受けることのできる控除なのです。

収入が38万円いないならば、基礎控除として引かれる38万円があるので所得税を払わなくてもいいという形になるのです。ですがこの38万円を超えると、基礎控除として引かれても残りのお金が所得となるので所得税の対象になってしまいます。また、この収入のうち仕事をするために使った必要経費も所得税には含まれません。収入から必要経費を抜いて基礎控除も抜いた額こそ、所得とされ所得税を払う必要が出てくるのです。

白色申告と青色申告のメリット・デメリット

一般的に白色申告は青色申告よりも簡単だと言われています。しかし実際どうなのでしょうか?2014年より白色申告の方も帳簿付けが義務化し、白色申告もそれ以前よりは大変な作業になってしまったのではないかと思います。それでもいまだに白色申告の方が簡単と言えます。このように白色申告のメリットは簡単なことです。逆を言えば、青色申告の方が難しい作業というのがデメリットでしょう。

しかし青色申告はその白色申告に加え、2、3種類の書類が増えるのみです。その書類もそこまで難しいわけではありません。青色申告は白色申告ではできない特別な控除や特典が付いてくるのです。例としてあげられるのが「特別控除」「青色事業専従者給与」「純損失の繰越しと繰戻し」などが挙げられます。

  • 特別控除」とは先ほどの基礎控除に加え、青色申告をしている方に特別控除として68万円の控除が受けることができるというものです。
  • 青色事業専従者給与」とは、家族を従業員として雇った場合にその家族へのお給料を経費とすることができるのです。
  • 純損失の繰越しと繰戻し」とは、収入を経費が超えてしまうといいた赤字が出てしまった場合にその赤字を翌年に繰り越すことができるのです。

フリーランスを始めた1年目は赤字になってしまうこともあるのでしょうか?この赤字はなくなるまで3年間の間でしたら、繰り越すことが可能になります。このような控除が受けられるのは青色申告のメリットであると言えます。また反対に控除などがあまり充実していないのが白色申告のデメリットですね。

申告しないとどうなるの?

確定申告を行わなかった場合、もっとも代表的なものとしてあげられるのが重加算税が課せられることがあります。それでも支払わなかったり、悪質だと認められた場合には、刑事罰の中の脱税として取り締まられてしまいます。他にも、税務署が調査にやってきたりすることもあるようです。もし低く申告した場合にも、バレてしまったら犯罪となります。たとえ申告を忘れてしまったとしても、重加算税が発生してしまうかもしれません。十分注意しましょう。何よりもきちんと期日を守って額面をごまかさずに申告を行うようにするのが一番だということだと思います。

まとめ

いかがでしたか?青色申告と白色申告はどちらでもご自身に合ったものにするのが一番ですよね!ぜひ一度検討してみましょう!


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